ファッションのこと

売っていないものを紹介するなよ

売っていないものを紹介するなよ

レアカラーのALDEN

今、ふと思いだしたこと。

私はAldenが好きで、一時Alden集めに腐心していたことがある。

その中でもレアカラーは多少のプレミアムが乗った価格で買ったのだが、結局自分の足に100%フィットすることはなく最終的に手放した(人の履いた革靴、特にコードバンははなかなか自分の足にフィットしないと思う)。

 

それから依然としてAldenレアカラーの新品は手に入っていない。

一時ほどのAlden熱もないのでもういいのだが、1つ気に入らないことがある。

 

Aldenは色々な雑誌で特集されるが、その中でも「2nd」ではしょっちゅう特集が組まれ、著名人たちのレアカラーやレアモデルがたびたび紹介されている。

 

しかし、あの企画はやる意味があるのだろうか?

一般人にはめったに手に入らないモデルを見せびらかし、希少価値を高めるように煽る企画は、いちAldenファンとして非常に不愉快に感じる。

買えないものを紹介する意味があるのだろうか?

 

またとあるブログやinstagramのアカウントには入手困難なモデルが一極集中し、すべてではないにしても転売市場に流されており、レアカラーは転売ヤーの懐の肥やしになっている。

 

今となっては日本におけるAldenの売り方も気に入らないので、Aldenは今でも好きだが、日本でAldenの新品をを買おうとはもう思わない。

もちろん金に物を言わせてレアカラーを入手しようなどとも思わない。

 

良いものを適性な価格で売る、というのが真摯なビジネスだと思う。

足元を見るような売り方を一度でもすれば信用は地に落ちる。

 

マーケティングやブランディングはそれだけ重要なものだと思う。

ラコタと2ndは持ちつもたれつやっているのだろうが、もう勝手にやっといて、という感じ。