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サイコパスから距離を置く
サイコパスとは
サイコパスと聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか。
猟奇的や殺人犯や、ドラッグの中毒者のような人を思い浮かべる人もいるかと思いますが、サイコパスとは精神病質者のことであり、一般的に他人の気持ちが理解できないとか共感能力が欠如していると言われています。
その一方で表面的には口達者で魅力的に振る舞う人もいると言われているのが特徴です。
サイコパスと一口に言っても、0か100か、と明確に区分できるものではなく、グラデ―ションの中でサイコパスの資質が強めの人、弱めの人が当然います。
実体験としてあったサイコパス
今思えば、ですが私も公認会計士になって10年にも満たないキャリアの中で、少なくても3人は「あの人サイコパスだったな」と顔が浮かぶ人がいます。
この3人の他人の気持ちが理解できない、共感能力が欠如しているとエピソードとしては例えば以下のようなものがあります。
ある人はいつも自分ばかりが話をし、しかも毎回同じような自慢話をしていて聞いているこちら側が皆疲れて苦笑いになっているようなシチュエーションでも気にせず話を続ける
ある人は、仕事中に周囲がちょっと振り返るくらい、常識はずれな指示・命令を後輩に出してもまっっったく気にしておらず、言われた人が距離を置こうとしても気にせず距離を詰めてくる。
ある人は、締め切りが近いとは言え深夜1時過ぎにも関わらずチャットツールで連絡をしてきて、返信がないと四半刻もおかずに再度連絡をしてくる、再度返信がないと・・・のループ。
あくまで一場面ですが、こういったことが度々繰り返されるのがサイコパスの特徴です。
そしてこういったことを悪びれもなくできてしまうため、言われた方が罪悪感を覚えてしまうのが厄介なところでもあります。
今だったら、こんな人が身近にいれば「一番大事なのは自分の健康だから、最悪退職も辞さない勢いで距離を置こう」と思うことができます。
しかし、いざ自分の周りに現在進行形でいる時に、そう思って実行できるかというと、簡単ではありません。
(サイコパスにはありませんが)普通の人は良心があるため、そんな人との付き合いの中でも「もしかしたら自分が悪いんじゃないか」、「自分がしっかりしていないからダメなんじゃないか」と考えてしまうものです。
そして、その良心の隙にサイコパスは付け込んできて、その人の人格を破壊しにくるのです。
一番大事なことは
そういった被害にあわない為に一番大切なことは、世の中にはそういった人々が少なからずいるということを明確に知っておくことです。
知っておくことでしか、予防線を張ることはできません。
諸説ありますが、全人口の1%~5%程度の割合でサイコパスはいると言われています。
とすれば、あなたや私の周りにも一人や二人くらいいても何らおかしくはありません。
もし、身に覚えがあり、実際に何らかの害を被っているとすれば、早めに距離を置きましょう。
何か問題が起こった時に、責任が自分ではなく周囲にあると考えるのがサイコパスです。
そんな人に説教や説得など意味がないですし、時間が解決してくれるたぐいの問題でもありません。
身を亡ぼす前に、自分の身は自分で守れるよう注意しましょう。