仕事のこと

好きなことと得意なことが違う時

Contents

好きなことと得意なことが違う時

好きなことと得意なことなんてたいてい違う

好きなことを仕事にできたらいいけど、世の中そんなに甘くはない。

ということを大人なら誰しも感じて生きていると思います。

 

例にもれず私も「好きなこと」を仕事にできなかった口です。

とある職業を目指そうと強く思い、仕事を辞めたこともありましたが、今はどちらかと言えば「得意なこと」を仕事にしています。

 

好きなことと得意なことが奇跡的に重なって、それを生涯の仕事にできればそれは素晴らしいことですが、そうではない時、私は「得意なこと」を仕事にするのが良いと思います。

そのかわり、徹底的に自分が何が得意なのかを分析し、一般的な人よりもかなり得意だ、と思えることを見つけるよう努力することを勧めたいです。

 

それはなぜなのか、私の経験と現状をお伝えすることでご理解頂けるかもしれません。

ここでは時間とお金にフォーカスして考えます。

夢を追うのに金は関係ない、という考えもあると思いますし、私も若い時はそうでした。

それでもあえて書いてみようと思います。

 

好きなことを仕事にしようとした場合

好きなことを仕事にしようとしたとします。

どんな仕事かは人それぞれですが、たとえばミュージシャンや役者、お笑い芸人、プロゲーマーやYou tuberなんかだとしましょう。

 

こういった仕事の場合、仮に1年間365日、仕事のために時間を費やしたとしても、収入が0円の可能性があります。

芽が出ていなければ、年収100万円もいかないなんてザラでしょう。

 

そうなると、アルバイト等をして生計を立てる必要が出てきます。

夢のための投資にお金が必要にもなるでしょう。

 

仮に時給1,200円のアルバイトで月に100時間働いて120,000円の収入です。

本業での収入が仮に多少あったとしても、生活はかなりカツカツです。

 

しかもアルバイトのために100時間ものリソースを浪費してしまいます。

一日に稼働できる時間が12時間として、ひと月360時間のうち100時間もアルバイトにとられてしまいます。

お金がもっと必要であれば、時間はもっと少なくなるのは言うまでもありません。

 

そんな生活も20代前半までならなんとか頑張れるかもしれませんが、歳を重ねるにつれ厳しさが増していくでしょう。

実際、私はサラリーマンをやめて夢を追った時期がありましたが、

 

では、「得意なこと」を仕事にした場合はどうでしょうか。

 

得意なことを仕事にしようとした場合

得意なことを仕事にする場合でも、仕事をし始めていきなり大金を稼ぐのは難しいと思います。

それでも5年もすれば、得意な分野であれば、頭角を現すことができるのではないでしょうか?

 

私は会計士としてのキャリアは10年にも満たないですが、月に50時間も働けば余裕をもって生活できるくらいにはなりました(実際にはもっと働いていますが)。

勿論これは自分の実力によるものだけではなく、公認会計士という肩書に助けられているのですが、使えるものは使い倒せばいいのです。

 

ここまで来るにはそれなりに苦労もしましたし、努力もしましたが、それと引き換えにたくさんの自由な時間を手にすることができました。

 

もしも今どうしてもこれがやりたい!ということが新たにできたとしても、大きなリスクをとらずに挑戦する余裕もあります。

しかもそれは、ある程度の収入を確保した上で挑戦することができるのです。

 

 

最後に

若いうちにしか挑戦できないことも当然あると思います。

好きなことより得意なことを、なんて頭ではわかっていても心が受け入れられない時もあるでしょう。

 

一方で得意なことを仕事にしたおかげで多くの選択肢を持つことができるようになることも事実です。

「得意なこと」を選ぶことのメリットをよく吟味した上で、それでも「好きなこと」を選択するのは全然ありだと思います。

 

 

得意なことを仕事にしたらこんな良いことがあったよ、だからこんな選択肢も悪くないよ、ということをただただ伝えることができればと思った次第です。

 

今日の毎日一新

ブラザーズ