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センスと仕事に関する出来不出来の評価の関係
するどい考察
時々しか更新されないのだが、ふろむださんのブログは面白いのでよく拝読しています。
https://www.furomuda.com/entry/2020/10/28/050655
今日更新されたブログに、こんな描写がありました。
優秀な爆速プログラマーというのは、ほぼ例外なく、単にロジカルなだけではなく、ロジックを超えたセンスを持っている。
~
バグの原因の可能性の範囲が広すぎて、探索コストが莫大になってしまうケースだ。
そういう場合でも、センスのいいプログラマーは、バグの原因を、ほんの数分で見つけたりする。
私はプログラミングについては詳しくありませんが、なんだかわかる気がします。
どんな業界でも共通する「あるある」
会計においては、正確に作成されたBS、PL、CFはいずれもきっちり整合するわけですが、これを自分で一から作成しようとした時に、どうにもうまく整合させることができずに苦しむ時があります。
整合しないということは何かしら、どこかしらにその原因があるわけですが、それを発見するのは一筋縄ではいかないことが多々あります。
この時に、「バグ」がどこで生じているのかを発見するセンスは、経験だけでは語れないものがあります。
これがうまい人は、「アタリ」のつけどころが良く、「バグ」が出る場所を感覚的に捉えることができています。
一方で、それができない人は、愚直に上から順にしらみつぶし的に検証していくことになりがちです。
埋もれやすい能力
稲盛和夫氏の「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という考え方で言えば、「能力」にあたるところでしょうか。
ある種、先天的なもののようにも思われ、容易に磨き育てることのできないものだと思います。
上記の等式でみれば「能力」だけあっても「結果」はおもうように得られませんが、「能力」なしに大きな結果が得られないのもまた事実かもしれません。
しかし、「能力」は簡単に伸ばすことはできなくても、埋もれている能力であれば、掘り出すだけで開花することもあるかもしれません。
能力を評価する難しさ
私は、自分の能力に懐疑的であったり過小評価している人が多いのではないかと思っています(その逆もまたしかり、ですが)。
そういった人(もしかしたら自分はもっと活躍できるだけの能力があるのでは?と少しでも思える人)は、レベルの高い人が多くいる環境に身を移すことを進言したいです。
能力の高さを適切に評価することは、同等程度かあるいはそれ以上の能力を持った人でないと難しいからです。
そして、能力の高い人は、高い能力がどれだけ貴重な存在かを理解しているため、適切に評価を伝え、評価に応じた待遇を提示してくれる傾向にあると思います。
センスと仕事の評価は密接に結びついてしかるべきものだからこそ、どんな人であっても、自分の置かれた環境について一考の余地はあるのではないでしょうか。
今日の毎日一新
ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1
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