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仕事ができる人と仕事ができない人

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仕事ができる人と仕事ができない人

仕事ができる人と仕事ができない人の定義って?

仕事ができる人と仕事ができない人。

そういわれて、明確な答えを持っている人がどれだけいるだろうか。

おそらくほとんどいないだろうし、そもそもそんな問いに明確な答えなどないだろう。

がしかし、先日、友人と行った飲食店で体験したことが、1つの判断基準になるだろうなと思ったことがある。

お茶ください

 友人の視点

居酒屋で飲み食いしていた際に、店員の方がラストオーダーを伺いに来てくれた。

我々は顔を見合わせ、誰ともなく「結構です」と店員に告げた。

その時友人の一人が「お茶ください」と最後に添えた。

この発言を聞いてあなたならどう思うだろうか?

私はこの状況で友人の発言の意図を瞬時に以下のように悟った。

(彼は温かいお茶を頼んだ。しかもそれはソフトドリンクとしてではなく、サービスとしての)

と。

しかし、彼は当たり前のようにその発言をしただけで、そもそもサービスとしてお茶を出してくれるかどうかを確認はしなかった。

店員の視点

彼女(店員)は私の友人から「お茶ください」と言われ、少し動揺したように感じた。

(は?お茶って?)

私は彼女の態度を見て、完全に彼女の心の中で腑に落ちていないことを察した。

そしてその瞬間、私は

(この店ではお茶のサービスなどやっていないのだろう)

と察した。

しかし、彼女は私の友人に確認することもなく、「承知しました」とだけ告げて戻っていった。

そして、我々は遠くの厨房に「お茶入りました」という声がしたのを聞いた。

そして厨房からは「お茶?それ緑茶?」という声が聞こえた気がした瞬間に私は

(これは完全にソフトドリンクの冷たいお茶が出てくる)なと悟った。


 

私の総括

結局私の予想通り、ソフトドリンクの冷たい緑茶が提供された。

それぞれの仕事の中で、こんな確認不足や意思疎通ができていない場面がかなり多くあることを皆さん感じていると思う。

ここで大事だったのは、

①    友人がそもそもお茶がサービスとして提供されているかどうかを事前に確かめなかったこと

②    店員が「お茶をください」と言われた時に、その「お茶」が何を指しているのかを察しなかったこと。百歩譲って察することができなかったのであれば確認をすべきだったこと。

だと私は思っている。

私が一誰かと緒に仕事をする上で大事だなと思うのは、②で「お茶」が何を指しているのかを察する能力だと考えている。

勿論①の確認することも大事なのだが、②の察する能力があると仕事は倍速のスピードで進むし、そのプロジェクトのレベルも全体的にあがると思っている。

察する能力と書いたが、言い換えれば、その仕事の最終地点を認識する力、あるいは、1つの言葉から10のことを想像する力、と言うこともできる。

この力が先天的なものなのか、磨くことができるものなのか、それはよくわからない。

しかし、相手の発言や言動が何を意図しているのか、という想像を常に働かせることで仕事はかなりうまくいくようになると思う。

余談

ちなみにその場にいた私は、これが自分の仕事であれば友人がお茶を頼んだ時点でそういったサービスがあるのかどうかを絶対に確認したのだが、プライベートでそこまでするのは嫌なのでむしろどうなるかを興味津々に見守っていた。

ソフトドリンク代は追加されたが、ブログにネタになったので安いものだと思っている。

偉そうになってしまって恐縮だが、参考になれば幸いである。