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業務委託という立場の難しさといつかIPOに携わりたいという気持ち
AS IS
決算支援等で企業のお手伝いをさせていただく仕事をしていると、なんとももどかしい気持ちになることがあります。
お手伝い、と一言にいっても、企業(あるいは担当者)によって依頼の仕方は様々です。
(その会社の)いち従業員としての役割を求められることもあれば、一部の業務だけを切り取って、割り切った仕事の依頼をされる場合もあります。
どちらが良いとか悪いとか言う話ではなく、色々な考え方があるもんだな、という風に捉えています。
ただ、どういう依頼のされ方であっても、外部の人間であるという意識はあるものです。
絶対にこうした方がいい、という場面があればできるだけその旨発言するようにしていますが、会社の方と意見が相違する場面もあって、そういう場面では必要以上に私見を主張せず、会社の考え方にゆだねています(最終的な責任を取るのは会社だから当たり前ですが)。
時にはその考え方の違いが大きな影響を後になってもたらすような場面もあり、私の考えに基づいていたらきっと違う今があっただろうな、という思いが頭をよぎることも。
もし私が、その会社の従業員であれば、もっと抵抗して、意見を戦わせていたとことでしょう。
その会社をもっと良くしたいという思いや、ひいては自分の業務へのしわ寄せを防ぎたい、等々の思惑が働くからです。
しかしながら、外部の立場で会社の方針に口を出すことは、要求されている仕事と大きく乖離することになりかねません。
立場や方針の違い、ひいては会社の文化や考え方の違いを認めた上で、仕事をすることが役割だと認識しています。
あるいは、会社の担当者の業務管理の方法が非効率で、効果的ではない場合があります。
こちらからの提言を取り入れてもらえる空気があれば積極的に行いますが、そうでない場合、そのままの会社のやり方に合わせるようにしています。
それこそ、個人の仕事のやり方にまで口を出すのは委託された仕事の範疇を超えていると思うからです。
助言を求められればできる限りに力になりたいと思いますが、そうでなければ余計なお世話になるでしょう。
そんなことを考えていると、また今とは違うフィールドで活動してみたいという思いが頭をよぎることがあります。
TO BE
その1つがIPO。
IPOはあくまで資金調達の一手法であり、それ自体をゴールにすることは本質的でないかもしれません。
しかしながら、事業を行う上で非常に高いハードルであり、特に会計士という立場においてIPOを達成するというのは挑戦に値する高い壁だと思います。
やるなら外部から中途半端に入るのではなく、しっかり腰を据えてやりたい。
とすれば、今ある仕事をすべて手放す必要がある。
IPOをしたいと思ってもできるのはほんの一握りの会社だけ。
自分の人生の一部をささげられるくらいの会社を見つけ、その会社から自分も必要とされなければいけない。
簡単なことではない。
しかし、だからこそ挑戦しがいがあるというもの。
なんてことを日々思いながら、今はしっかり牙を研ぐことに集中したいと思います。
いつか来る時機を伺い、チャンスをつかめるように。
今日の毎日一新
元祖紙やきホルモサ
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