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読書の良い所
背中を押してくれたり寄り添ってくれたりする
考え事をしていたらふと読書の良いところってこれだよな、と思う事がありました。
読書の良い所は自分の考え方を肯定し、自分は自分のままで良いんだ、と背中を押してくれたり寄り添ってくれたりするところだと思います。
歳をとればとる程、大人になればなるほど、世の中にはいろいろな人がいていろいろな考え方があることを知ります。
そして、法に触れない限りそういった多様性は当然許されるものであり、むしろそうあるべきだと思います。
でも、そういうふうに思えるようになったのも、自分が自分らしく生きていったいいんだと思えるようになったのも本を読んだことが大きく影響していると思っています。
仮にこれまでほとんど本を読むことなく生きてきていたら、今もまだなお、昔のまま「こうあるべき」というしがらみの中を生きていたかもしれません。
異端分子は排除される?
類は友を呼ぶ、とはよく言ったもので小さいころから大人になってもなお、育ってきた環境や考え方、価値観等は近しい人と親しい関係を築くことが多い。
それは、人間の生存本能がそうさせるのでは?と思ったりしますが、原因はどうあれ、多かれ少なかれそういう人間関係を築く人は多いと思います。
そうやって良くも悪くも偏りのある関係性の中で、特定のこうあるべきというような価値観やライフスタイルは無意識の中で強化されていっているのではないでしょうか。
である時に、もし、今まで気づくことができなかった価値観やライフスタイル(しかもそれが固定観念の中では良しとされない)に気づいた時に人はそれにどう対処するでしょうか?
それは良くないことだと蓋をし、見て見ないフリをしてしまうことのでは決して少なくないのではないかと思うのです。
周囲の人間関係の中でそれを打ち明ければ、同意してもらえないどころか否定すらされかねません。
それは国民を同質化させようとしてきた日本の教育や文化がそうさせているのでしょうが。
メッセージが話を聞いてくれる
そんな時に自分の考え方を肯定し、背中を押してくれるのが本なんだと思います。
本は私たちの話を聞いてくれるものではありませんが、活字によって強烈なメッセージを与えてくれます。
それが共感できるメッセージであるとき、なぜかゆっくり話を聞いて肯定してくれるようなそんな感覚を覚えます。。
こんな考え方をしても良いんだ、こんな生き方があっても良いんだ、と
(それは直接なメッセージな時もあれば、間接的にそう伝えてくれる時も)。
だからどんな本を読めば良いかと言ったら、自分の考えに近いものから手に取ってみるのが一番だと思っています。
中には考え方が真逆で、それがこの世の真理だ!みたいなことを声高に叫んでいるものがあるかもしれませんが、そんなものに耳を貸す(目を貸す)必要はないと思うのです。
本を読むメリットは他にもいくつもあると思いますが、その中でもこれは非常に大きなものだと思います。