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長谷部誠選手の「心を整える。」を読んでみて
心を整える。長谷部 誠
本当になんで今まで読まずにここまで生きてきたのか、我ながら不思議だし、読まなかった自分が情けなくもあるのですが、今読むべき本はこれだ!と思い立ち拝読しました。
長谷部選手といえば、長年日本代表を務め、その期間のうちの多くをキャプテンとして活躍した選手です。
代表は引退したものの、2020年の今でもドイツのブンデスリーガ、アイントラハト・フランクフルトで活動されています。
「心を整える。」が出版されたのが、2011年で長谷部選手が27歳の時。
当時、2010年南アフリカワールドカップで日本がベスト16に食い込んだこともあり、非常に盛り上がった後で、本書もベストセラーになったのを覚えています。
そのころは本を読む習慣もなく、サッカーに対する熱もさほどなく(学生時代はサッカー部だったのだけど)、手に取ることはありませんでした。
しかし、最近心が乱れているというか、集中して物事に取り組めていない感覚が強くあり、何か心のよりどころになるものはないだろうか、乱れた心を整えるためにはどうすれば良いだろうか、と悩んでいたところふとこの本を思い出したのです。
そしてさっそく読んでみました。
普段本を読む時は、必要な情報や引っかかる所を中心に読んでいるのですが、本書は一字一句丁寧に読みました。
心を整える。の感想
タイトルにある通りではあるのですが、想像以上にメンタルに対するケアを徹底していることがわかりました。
これでもかというほどストイックあり、それでいて常に柔軟な心を持っていることが伝わってきます。
1つ1つ、それだけを切り取ってみればなんてことないことを、毎日毎日、しっかりやること、その積み重ねでしか高い壁は超えることができないんだよ。
そんなメッセージを私よりも随分年下の27歳の長谷部選手が教えてくれたように思います。
高校時代は目立った選手ではなく、大学進学するつもりでいた、と言います。
それが浦和レッズから人知れず声がかかり、両親の猛反対を押し切りプロのサッカー選手になることを選択した長谷部選手。
迷った時こそ難しい道を歩むこと。
高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな、を人生の指針として歩むその姿勢と、そのためにストイックに、かつ、柔軟に対応する。
そのすべてを真似することなんてできそうもないし、真似することが重要なのではないと思います。
ただ、「僕は本を読んでもその内容を鵜呑みにはしない。~まず自分の場合はどうだろうか、この意見に同調できるだろうかと考えてみるのだ」というスタンスには同調できるので、取り入れることができる要素は吟味した上で積極的に取り入れていきたい。
高みを目指す点においてメンタルが重要なのは、アスリートだけでなくビジネスマンも同じだということを歳を重ねるにつれて学んできましたが、今回改めてその思いが強くなりました。
メンタルを強くするでもなく、心を磨くでもなく、心を整えて日々歩を進めていきたいと思います。
今日の毎日一新
つじ田
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心を整える。
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