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違和感を無視するな!
違和感はすぐに慣れてしまうもの
違和感があればすぐにそれを共有しましょう。
もしそれが難しくても、必ず見返すところにメモしておきましょう。
なぜなら違和感があってもそれを感じ続けるのは難しく、すぐに慣れてしまうからです。
独自のルール
どんな組織であっても必ずその組織ならではのルールがあります。
入った当初は気になっても、1カ月もその組織にいれば完全に慣れ切って、当たり前のものとして受けて入れてしまっているでしょう。
しかしながら完璧な組織等などないわけで、絶対に改善すべき点はどの組織にもあります。
それを違和感として一番認識できるのは、その組織に入ったばかりの人です。
なぜなら違和感はすぐに慣れてしまうから。
これは経験の有無や長短に関わりません。
むしろ経験がないことが、新たな発見のきっかけになるかもしれません。
たとえ新人であっても臆せず違和感を共有していきましょう。
勿論改善策まで定時できればなお良いですが、違和感に気づきそれを共有するだけでもかなり価値のあること仕事です。
事例紹介
私がここ2~3年で認識した違和感には以下のようなものがあります。
・定例ミーティング
→特に議題があるわけでもないのに、必ず実施される。また参加する必要がない者まで招待されており、リソースの無駄遣いになっている。必要性がなければ状況に応じてスキップしたり、参加者を限定する等の対応が望ましい。
・残業を前提として業務設計、スケジュール管理
→当たり前のように残業を前提に決算スケジュールを組んでおり、そのためミスも多く、それぞれに余裕がないためミスコミュニケーションも起きやすい。こういった組織は採用する力も弱くなり優秀な人材が集まりにくく、離職率もあがるためデメリットが多い。
・コミュニケーションツールが統一されていない
→メールも使い、slackも使い、Lineも使い、Teamsも使う、といった具合に、コミュニケーションツールが一本化されていないため無駄が多い。またルールもないため、どういった場面でどのツールを使うべきか個々人の裁量になってしまっており、振り返りの際に情報に当たりづらい。
・役割分担が可視化されていない。
→誰がどこまでの範囲の業務を行うのか可視化されていないため、業務が重複したり手つかずになったりする。また個人の役割が明確化されていないことから、誰かに業務が集中し労働時間が長期化しやすい。
・業務が属人化されており、担当者以外業務を理解していない
→業務がマニュアル化されていなかったり、複雑なものを複雑なまま進めるため、業務が属人化してしまうケース。人が離職すると1から覚え直しになるため、離職率が高いと現場の負担感は増すばかりとなる。
このようなケースが往々にして様々な現場で発生しています。
こういった状態が長く放置されると、後々大事故につながります。
これは時間の問題であり、誰がそのはずれクジを引くかの黒ひげ危機一髪状態です。
危機から逃れるためには、手遅れになる前に、そして違和感に気づいた時にできるだけ早い対応が望まれます。