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負の感情を発する人とは距離を取る

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負の感情を発する人とは距離を取る

負の感情を発する人とは距離を取る

タイトルだけ見るとなんのこっちゃという感じでございますが、負の感情を発する人とはできる限り距離を取りましょう、というお話です。いや、できる限りではなく、なんとしても、です。

 

とあるお店での話

引っ越してから自炊が多くなり(私は妻がつくってくださったものを食べるだけですが・・・)、たまには外食を、ということで近所にある、コスパが良いと噂のお店に行ってきました。

 

有名店だけあって入店するのにもそれなりの待ち時間がありましたが、ほどなくして入店します。

席について、パラパラとメニューを確認し、私も妻も同じセットメニューを頼みます。

その間もその後も、繁盛店だけあり店内はバタバタしており、後続のお客さんの入店も続いており、せわしなく落ち着かない店だなー、と思いながらも待っていました。

 

悲劇の始まり

しかし、待てど暮らせどと言っても過言ではないくらい待ち続け、結局出てくるまでに40分くらい待つことに。

まぁこんなこともあるか、と割り切って食事を頂いたのですが、この時、隣にやってきた老夫婦が悲劇の始まりとなりました。

いや、悲劇はもっと早くからはじまっていたのかもしれません。

 

そもそも「値段の割にうまい」ことを売りにしている店なので、価格を抑えて回転率で勝負している面がまずあります。

それが、客席と客席の余裕がなく落ち着かない雰囲気に繋がり、また人件費にも影響しているのでしょう、アルバイトが多く、教育もさほど行き届いていないことがうかがえます。さらには商品の提供スピードにも影響しているのでしょう。

 

居た堪れない空気感

そこに隣に座った老夫婦に対するアルバイトの段取りが悪く、老夫婦はその後から来たお客さん以上に待たされ、ご立腹状態。

言ってもしょうがないような小言をアルバイトに言ったり、ため息を吐いたりを繰り返します。

確かに普通の店ではあり得ない待ち時間を強いられているため、気持ちはわかるのですが、とてもじゃないけど隣に座っている私は食事を楽しむ気分になれませんでした。

あまり見ないようにしていましたが、それでもビシビシ感じる負のオーラに居心地が悪くなり、流し込むように食事を終え、そうそうに店をでることになりました(せっかく鮨を食べるなら、コスパを重視すべきじゃないことを学びました。転んでもただは起きぬ!)。

 

もしもそれが身近な存在だったら・・・

今回は飲食店でたまたま居合わせた他人なので、ほんのひと時我慢すれば済む話です。

 

しかし、これが家族や友人、職場の人の場合はどうでしょうか?

家族だから、友人だから、上司だから、同僚だから、とあきらめてしまってはいないでしょうか?

もし、あきらめるのが当たり前になり、ストレスとの戦いが日常茶飯事になってしまっていたらそれは非常に危険なことです。

 

ベストセラーになった「嫌われる勇気」のアドラー心理学ではあらゆる悩みは、人間関係に根付くものだとありましたが、まさにこれも人間関係に基づくものでしょう。

家にいたくない、友人と会いたくない、職場に行きたくない、と思っているその原因は、負の感情を発する人との人間関係に由来するものかもしれません。だとすれば、まさに上著のタイトルの通り「嫌わる勇気」をもってその状況を打破することが望まれます。

 

優先すべきこと

私自身、最近では煩わしい人間関係からずいぶん距離を置くことができるようになったことで、安寧の日常を手に入れることができました。負の感情を発しやすい人との関係では、負の感情を発している時だけでなく、いつまた負の感情を発しだすかわからない不安からもストレスを感じてしまいます。つまり、それは日常的かつ逃れがたいストレスとなって常態化してしまうわけです。

 

これを取り除く術は、小手先の対応では難しいものがあります。

今までの自分には思いもつかなかった、選択肢の可能性もあります。

もし、思い当たる節があるのであれば、すぐに思いつくような選択肢を並べるだけでなく、ゼロベースで、根本的な対応方針を考えることが必要だと思います。

 

ちなみに、私の場合は職場環境のストレスが大きかったため、一度転職をし、転職先でも解消されなかったため、独立という道を選びました。一般論でいえば、そう簡単に独立なんてできるわけない、と思うかもしれませんが、今抱えている大きなストレスをそのままずっと抱え続ける人生を想像してみてください。現実的でない答えも、それしか答えがないのであれば、その答えに向かって進んでいくしかありません。

 

一番大事なのは心身の健康です。

大事なものをちゃんと大事にできる人生を歩みたいものです。