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【映画評】オリエント急行殺人事件

【映画評】オリエント急行殺人事件

オリエント急行殺人事件

もう4年も前に公開された「オリエント急行殺人事件」を観ました。

ネット上の評価はそこまで高くないけど、面白かった!

そもそも原作は1934年の作品なので、奇抜な仕掛けや奇想天外なトリックなんかはないのですが、シンプルに楽しめる作品だと思います。

 

ミステリーは小説で楽しむのが一番な気もしますが、映画で観るのもならではの見せ方があっておもしろいですね。

 

「オリエント急行殺人事件」といえば、アガサ・クリスティのエルキューロ・ポワロシリーズの名作小説で、1974年にも映画化されていますが、私が観たのは2017年に公開された方です。

 

114分という時間で、本筋に大きく影響しないところについてはサクサク進行するので、だれることなく、最後まで一気に見てしまいました。

 

序盤の時点で誰が殺されるかは明らかで、誰がどうやって殺人事件を犯すのか・・・。

現代でリメイクされただけあってところどころで魅せる映像を挟みながら、ミステリーならではの緊張感が心地良い。

 

難点があるとすれば、展開がスピーディーで登場人物が多いため、名前と顔があまり一致しないまま終盤までいってしまう点…これは洋画あるあると思うのですが、顔も名前も馴染みが無さ過ぎて覚えられないんですよね。。。

 

とはいえ、そこは事前にわかっていたことなので、持ち前(?)の推察力でカバーしながら楽しみました。

結末は「なるほどね~」としっかり楽しめる展開なのはさすがアガサ・クリスティ作品といったところ。

 

余談ですが、登場人物の1人について、この人ジョニーデップに似てるなぁ、と思ってみてて、観終わった後に調べたらジョニーデップでした。言われりゃやっぱそうか、なんですがなんか不思議な感じがします、こんな顔もあるのか、みたいな。

 

作品の最後に、次はナイルで殺人事件です、って件があるのですが、これ今年2021年に公開されるということで、良いタイミングで観れたなー、と思ったら、どうやら延期されるみたいですね(そもそも延期されて2021年の予定だったみたいですが)。

 

映画は劇場に集客しないと採算取れないのでしょうから、コロナの影響はとてつもなく大きいのでやむを得ないですね。

早くコロナなんて気にせずに劇場で映画が楽しめる日が来ることを願います。

 

それにしても、映画を観て登場人物に思いを馳せる時を楽しむ幸せよ。