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見て欲しい映画-ラブコメvol.1-
ふと思いついたので、うまくいったらシリーズ化したい企画。
それは私が好きな映画をただただ「これを観てくれ」とオススメするエントリー。
「猟奇的な彼女」
第1弾は私の人生のバイブル?的存在であり、高校生の時の私にかつてないほどの衝撃を与えてくれたラブコメ「猟奇的な彼女」です。
当時、好きすぎてDVDを購入し、その後発売されたディレクターズカット版のDVDを買ってしまうほど熱を上げた作品です。
現地韓国では、2001年に公開され、6週連続で1位を記録し、当時の歴代4位の興行収入を記録したそうです。
当時日本ではそこまで韓国映画が上映されていなかったのか、あまり話題になっていなかったような記憶があり、実際私の知人・友人には見たことがある人はほとんどいませんでした。
タイトルで食わず嫌いはやめましょう!
タイトルが過激すぎて取っつきにくいのがこの作品の唯一の短所で、「猟奇的な彼女って映画あるんだよ、おもしろいから観てみて」なんて言われても「なんだよそのタイトル、サスペンスとかホラー?どうせ変な映画だろ」と思われても致し方ありません。
「ラブ・アクチュアリー」みたいな洗練されたタイトルなら、なんだか素敵な恋愛模様に心がときめいたりキュンとしたりしそうな予感がしますが、「猟奇的な彼女」というタイトルにはそんなロマンティックな香りがまるでしません。
なので、この際タイトルは一度忘れてみましょう。
ポイント
登場人物
登場人物は「猟奇的な彼女(劇中に名前は出てこない)」を演じるチョン・ジヒョンと、キョヌを演じるチャ・テヒョン。
彼氏彼女の嫉妬を駆り立てるような3人目のとなる主要人物もおらず、この二人だけでずっとストーリーは進んでいきます。
この2人の役柄に二人の役者のキャラクターがぴったりはまりすぎていて、おそらくこの2人じゃなかったらここまでの完成度になっていなかったことでしょう。
他にはどんな作品に出ているのか、ついつい調べたくなってしまいます。
2人の関係
自由奔放に生きる「彼女」とそれに振り回されるキョヌ。
無茶苦茶な彼女の振る舞いになんとか応えようとするキョヌの二人の間に築かれていく関係は一体何なのか。
ラブストーリーとコメディのバランス
ラブストーリーとコメディの割合が抜群のバランス感覚で成り立っていて、ぎょっとするシーンや笑えるシーン等のコメディ要素が盛り込まれているからこそ、ラブストーリーとしての主軸が際立っています。
音楽
それから、私はこの映画で映画における音楽がどれだけ重要な役割を果たすのかを学びました。
映画に音楽は不可欠であり、音楽の使い方1つで名作にも駄作にもなり得るということがわかります。
そしてもちろん本作は前者であり、ラブコメ至上の傑作と言えると私は考えています。
当然サウンドトラックも購入しました。
最後に
この映画に限らず、あらゆる映画におい事前情報は限りなく少ない方が良いと思っているので、できる限り映画に対する印象が形成されないよう、それでいてこの映画がどれだけ私にとって記憶に残る映画だったのかを書いたつもりです。
どの映画を観るか決める際にレビューサイトなどを覗きたくなるところですが、この映画は是非このままご覧ください。