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自殺者数の推移について

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自殺者数の推移について

自殺者数の推移

自殺者数なんて少なければ少ない程良いに決まっている。

幸いにも、これまでの人生において身近な人間関係の中で自殺した人はいないし、これからもそうであってほしいと思っている。

だから日本の自殺者数の推移なんて自分には無関係だと、無関心でいることもできるのかもしれない。

 

しかし、自殺者数はその国、地域、社会の幸福度や寛容度等を示す指標の1つでもあると思う。

自殺者が多い国が、暮らしやすい国であるとは到底思えないからだ。

 

そういう意味で、近年日本の自殺者が減少してきることは素晴らしいことだと思う。

警察庁のHPを見ると、自殺者数の詳細について知ることができる。

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/jisatsu.html

 

自殺者数は平成15年の34,427人をピークに、平成21年からは10年連続で減少し、2019年には20,169人まで減った。

自殺でなくなる人が年間10,000人以上減り、10年間減少し続けたということは大きな意味をもつことだと思う。

 

 

コロナの影響

それがコロナで一変するかもしれない。

以下、2019年(令和1年)と2020年(令和2年)の比較。

 

6月までは昨年を割り込んで低位で推移していたが、7月からは昨年を上回り4月から上昇傾向が見て取れる。

このままいくと、年間ベースで昨年を上回る恐れもある。

さらにいえば、来年の2021年にはもっと大きな影響が出てくるかもしれないことを覚悟しなければならない。

 

できることは何だろうか

私の場合ただただ運が良いことに、仕事に関してはコロナの影響をそれほど受けず、生活にそこまで大きな影響を与えることなく生活して来れた。

が、世の中にはおそらくコロナによって大きな影響を受け、文字通り死活問題になっている人も多いのだろうと思う。

 

今、都心でも商業ビルやオフィスビルのテナントの空きが目立つようになってきた。

地方に行けば、その割合はより高いだろうことも容易に想像がつく。

 

Go To関連への批判は根強いけど、そうでもしないと立ち行かなくなるビジネスはうなる程多いことだろう。

医療崩壊させてはならないけど、経済を死なせるわけにもいかない。

そんな難しい舵取りをしなければならない国や地方自治体の苦労は計り知れない。

 

そんな中、我々が唯一できることは感染対策を万全にした上で、経済が停滞しないようにこれまでと同じように消費していくことなんじゃないだろうか。

そんなことを思った。