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文字を書くことの重要性
文字を書くことでしか得られないもの
最近、文字を書くことの重要性を感じています。
記憶に定着しやすい
様々な研究結果からもわかっていることですが、実際に書き出すことで記憶に定着しやすいことを最近身をもって感じています。
プログラミングの勉強を始めたところですが、本を読んで、実際にコードをキーボードで打ち込むスタイルで勉強をスタートさせました。
しかし、どうにも記憶に定着しづらいように感じました。
特に基本的な用語やフレーズが本を開くたびに記憶から抜け落ちてしまっている気がしたため、一旦それらをノートに書き出し、いつでも見返せるようにしました。
すると書いている時点でこれまでの勉強とは頭への情報の入り方が違う実感を得ました。
明らかに「実際に文字を書く」ことで理解が増している感覚です。
勿論それだけですべてを一発で記憶できるわけではありませんが、自分で書いたノートを見返すことで、さらに記憶が定着しやすくなります。
キーボードを叩いてる動作に比べて、複雑な動きを要求されること、書き写すために一度文章を頭の中に入れ、それを吐き出す行為をしていること、などが要因として考えられます。
要因の如何はさておき、実際に文字を書くことで勉強がはかどることは誰もが一度は経験していることかと思いますが、あらゆることがITに置き換わり、気づかぬうちにアナログツールから遠ざかってしまってはないでしょうか。
情報が整理できる
仕事においても一連の業務を理解するためにフローチャートを作成したり、一覧表やスケジュール表することはありますが、これらもパソコン上で完結させるのではなく、一度ノートに書き上げたあとにパソコンでまとめた方が理解が進みます。
ノートに書き出す際には、綺麗にまとめる必要はありません。
殴り書きでも一度ノートに書き出すことでスッと脳内で情報が整理されます。
たいていの仕事がパソコンだけで完結できてしまう時代になったため、文字に起こす、という行為をしなくなりがちですが、アナログな作業のメリットは非常に重要なものであることを改めて思いました。
頭の使い方を思い出す
また、実際に文字を書くことから遠ざかると、漢字の書き方を忘れていきます。
知識や記憶は使われなくなると、あっという間に失われていってしまうのです。
なんならひらがなさえ一瞬出てこなくなる時まであります(笑)。
そもそも文字を書くことがなくなり、漢字の書き方を忘れても不都合がないように思われるかもしれませんが、色々な分野で脳を使い倒した方が、脳内は確実に活性化され何をするにしても頭が冴えている状態を保てます。
社会に出たあと数学なんて使わないから、学校教育で数学は要らない、なんて話がありますが、数学的な頭の使い方を知っていた方が考え方の幅が広がったり、脳の使い方の幅が広がると思います。
それと同じように、漢字の書き方も覚えていた方が思考は広がるというが持論です。
ブログを書く時も、一度ノートに書きなぐった時の方がアイデアも浮かんでくるものです。
ITによる効率化は望ましいことですが、あまりに行き過ぎてしまうのも考えものです。
ノートとペンから遠ざかっているな、と感じた方はもう一度ノートとペンを用意してみましょう。