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知ることから始め、データを元に考える
0→1を考えることはほとんどない
0から1を考えるよりも、1(あるもの)をベースに考えることの方が圧倒的に多いと考えています。
多くの人にとってはむしろ、0から1を考えることなどほぼ無いに等しいと言えるかもしれません。
考えることが役に立つ
私は良くも悪くも色々なことを四六時中考えてしまうタチなのですが、それが役に立っていることに歳を重ねるにつれ気づくようになりました。
一例としては独立した時。
独立を考えた時に不安がなかったわけではありませんが、以下のように考えました。
人口が減り、労働人口はさらに減っていく、一方で、残業規制はより厳しくなり、副業(複業)はますます広がっていく現実があるのだから、企業は確実に人材難に陥り人繰りに苦労することになるだろう。
また、AIの台頭で経理業務等は効率化が進むと言っても、それはごくごく一部の簡易的な業務のみで公認会計士の役割が求められるような領域についてはAIに置き換わるはまだまだないだろう。
であれば、企業は外部の人材にその供給源を頼るしかなくなる。
公認会計士は良くも悪くも人気がなくなり、公認会計士業界全体の供給はまだまだひっ迫していて、転職市場での需要はかなり根強い。
したがって、供給源にはそもそも限りがあるからして、独立した会計士にも幅広い業界で白羽の矢がたつだろう。
このように考え、独立に踏み切りました。
やってみてわかることも、当然ある
実際に独立後どうだったかと言えば、上記の目論見に大きな齟齬はなかったなと思いました。
経験してみてわかったことは、会計士と一概に言っても能力の差は千差万別で、有能な会計士の需要は思っていたよりもはるかに高い、ということでした。
現時点では、独立前に考えた私の構想は間違っていなかったと思っています。
考えるためには知ることが必要
結果として、独立したことは私の人生を劇的に向上させてくれました。
自分の考えに従って素直に行動に移せたことは非常に良かったなと思います。
上記のように考えたこと自体は、別に難しいことではないでしょうし、むしろ当たり前のようにさえ思えるかもしれません。
でもそれを自分で考えることが大切で、人に言われるのとでは納得感がまるで違います。
そして、自分で考えるには、知ることが最も重要です。
上記の考えに至るに必要だった情報
人口の減少(特に労働人口の減少)
残業規制の厳格化
副業(複業)の浸透
公認会計士の需要
AI(特に会計業界への)の浸透度合
自分に適した情報源
これらの情報は本から得たものもあれば、実際に自分で行動して得たもの、知人友人から聞いたもの等様々です。
情報の供給源は信頼に足るものであれば、どこからでも良いと思いますが、ここでも自分が納得できる情報かどうかは大事です。
私の場合は多くの人と交流を持つことや、人と頻繁に会って食事や飲みに行くことが苦手なため、割合としては本や自分の経験に重きを置いていますが、人それぞれ自分にあった情報源を持てば良いと思います。
いずれにしても(できる限り生きた)情報を入手し、それを元に自分で考える事、それがこれからの人生を生きるうえで最も重要なスキルではないでしょうか。
ここ10年、20年で社会には様々な変化がありましたが、これからの変化はとどまることを知らず加速していくと言われています。