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やりたくないことは絶対やらない

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やりたくないことは絶対やらない

今回は、やりたくないことを無理してやるといつか息詰まるから、やめましょう、というお話です。

やりたくないことを避けていった先に、これならなんとか続けられるな、というものが見えてくるはずです。。

 

なにがなんでもやりたいことなんてそもそもない

このエントリーを見てくれた人は私も含めて、どうしてもやりたいこと・なにがなんでもやりとげたいことが見つかっていない人だと思います。

いや、俺はある!私はある!と言う人は今すぐこのページを閉じて、そこに向けて真っすぐ突き進んでください。

この手の話はよくあると思います。

好きなことをやってそれを仕事にしろ、的な話です。

ホリエモンこと堀江貴文やキングコングの西野亮廣らが良く言っている類のやつです(こういうのは本当に鵜呑みにしない方が良い)。

この時、やりたいことしか続かない、っていう話ももれなく添えられている印象ですが、私の考えでは、やりたいことしか続かない、よりも、やりたくないことは続けられない、です。

もちろん、やりたいこととして明確なものがあればそれに越したことはないと思うのですが、そうではない人の方が圧倒的に多いんじゃないかと思います。

私もそうです。

だからこそ公認会計士という資格を取ったりもしました。

世間一般の感覚で言えば、公認会計士という資格を持っていればそれで十分じゃないか、と思う方もいるかもしれません。

実際にそういう風に思っている会計士もいるでしょう。

 

しかし、私はそうではありませんでした。

 

やりたくないことをやるべきでない!と言える理由

私は公認会計士という資格を取って約10年が経ちますが、いまだにこれで一生食っていこう、という仕事を見つけていません。

給与や報酬は一般的な同世代と比べて十分すぎる程頂いたりしましたが、それでもこれを続けていこう!と思える仕事に出会えていないのです。

みなさんはお金のため、生活のためならたいていの仕事は我慢して続けられると思いますか?

私はこの約10年間の経験を得て、その問いに対する答えは「NO」であることを身をもって知りました。

 

たとえどんなにお金をもらえたとしても、自分に合わないことがは続けることができない、ということをようやく理解できたのです。

 

有名ミュージシャンや俳優、タレントが今ある人気や名声を捨てて新たな環境で勝負しようとする報道なんかが時々ありますが、少しだけそんな人たちの気持ちも理解できるようになった気がします(私がそんなことを言うのはおこがましいのは百も承知ですが)。

 

では次に、どうして私がこれまでの仕事に対してこれ以上続けることができないと思ったのか、ご説明したいと思います。

 

私が気付いたやりたくないこと・納得できないことの一覧

・満員電車の通勤

・長時間通勤

・そもそも通勤すること

・うるさい環境での仕事

・定時内はおしゃべりしてのんびりして平気で残業する

・毎日同じような日常

・社内政治

・仕事のできない上司からのうがった評価

・意味のない飲み会

・アルハラ

・モラハラ

・年功序列

・長時間労働

・長時間労働の方が稼げる環境・体制

・長時間労働が評価される仕組み

・成果、能力に大きく差があるのに同じ報酬

ざっと思いつくだけ挙げてみました。

 

今だから言えることではありますが、私はこういった環境や体制に大きな不満・ストレスを感じていました。

未だに一部、その環境に身を置いている部分もあります。

だからこそ、もうそういった環境からは距離を置こうと最近、大きな決断をしたところでもあります。

私と同じようなことを感じている人は、こういった環境から距離を置くことを最優先に考えるべきです。

お金では解決しない問題だからです。

そして、これらを我慢しているうちは本当の意味での仕事のやりがいや達成感、ひいては人生における幸福やQOL(Quality of Life)の向上は望めません。

今すぐにでも環境を変えるための方策を考えましょう。

やりたくないこと、納得いかないことから距離をおきましょう。

辞めたり、引き帰すには大きな労力・心労を伴う

なぜこんなことを言うかと言うと、一度始めてしまったことは辞めたり引き帰すのに大きな労力や心労を伴うからです。

 

嫌だなと思ったり、不満に思っていることも、たいていのことはみんな折り合いをつけながら生きていくことは可能です(心は擦り切れていきますが)。

私もそうでした。

大きな会計事務所に所属しているという安心感や肩書、安定した身分や十分な報酬。

そういったものが自分に与えてくれるものを否定する気はありません。

しかし、それらが幸せに結びつくかと言えばNOと言わざるを得ません。

実際に、一定の年収を超えると幸福度と比例しないことは研究結果からも明らかです。

年収と「仕事の満足度」はほぼ無関係。昇給よりも幸福感が“60倍以上”も上昇する方法

日本人の幸福分岐点は年収800万円?超えるとさほど幸せでなくなるのは本当か?

 

しかしそこまでやりたい仕事ではなく理想的な環境からは程遠くても、ある程度の収入があって生活が成り立ってしまうと、それを断ち切るハードルはかなり高くなってしまいます。

おそらくほとんどの人が思い当たる節があるのはないでしょうか?

ですが、ここを断ち切れないといつまでたっても、不満やストレスはくすぶり続けます。

本当に何かを変えたいと思ったら、環境を変えなければならないのです。

 

周囲に期待するのは無駄

環境を変える必要について述べてきましたが、「環境が変わる」のを待つのは辞めましょう。

環境を変えようと思ったら自分から変えるしかない、と肝に銘じて動きましょう。

 

確かに昨今の流れで、働き方は多様化して来ました。

しかし、多様化した働き方を実現できているのは、その働き方を選択した人だけです。

 

フレックスタイム制度やリモートワークを導入した会社は数多くありますが、形式だけが整うばかりで運用されていない会社は山ほどあります。

なんだかんだいって、日本はまだまだ多様性を受け入れる土壌が整っていません。

それでも自分らしく、自分の好きな形で働いている人も大勢います。

私は会計士仲間に限らず、そのどちらの人も多く見てきましたが、やはり自由に楽しそうにしているのは、自分にあった働き方を選択してきた人です。

 

環境は整った

自分らしく働くため、自分の好きな環境で働くための環境はかなり整ってきたと思います。

少しネットで検索すれば在宅ワークや労働時間が柔軟に決定できる仕事はいくつも見つかります。

あとはそれを自ら選択するだけです。

私はこれまで少しづつ自分の生き方にフィットする働き方を模索し、少しずつ改善を続けてきました。

そこには大きな決断を伴うものもありましたし、収入が減ってしまうものもありました。

世間的にはキャリアアップと言えないものもありました。

 

しかし、それに伴い少しずつ満足感や幸福感があがってきました。

今は昔ほどの不満やストレスは抱えていません。

 

それでも、今年はさらに大きな決断をし、また環境をかえ、与えられている環境を生かすことにしました。

おそらく収入は大きく減るでしょう。

生活水準を見直す必要もありそうです。

それでも、失うお金以上のものを手にできると確信しています。

やりたくないことをやらない、という選択からしか、自分にフィットする働き方は実現できません。

 

【まとめ】これからの時代を見据えて

すでに大きく時代は動いてきましたが、まだまだ動きは止まらないでしょう。

インターネット、パソコン、スマホの登場で大きく仕事を取り巻く環境は変わりましたが、これから5Gの登場でまた一段と大きなうねりをもって時代は変わっていくと思います。

 

その中で、時代に取り残されるか、新たな環境を生かすかは自分次第だと思います。

今の働き方に満足しているなら、今あるものを生かしてより高みを目指せばいいでしょう。

しかし、今の働き方に満足していないなら、今手にできるものを総動員して環境を変え、自分にフィットする働き方で生きていく方策を見つけだしていきましょう。

 

繰り返しになりますが、やりたくないことを続けていても、不満やストレスはつのるばかりです。

それがやりたい仕事に変わる希望が見いだせる限りは良いですが、自分と良く向き合い、自分を偽ることなく素直になって現状を見てみましょう。

未来の自分が、今の仕事を楽しく続けていることを想像できないならば、そういう自分が思い描ける仕事の取り組み方を、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。