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人を動かす能力
人を動かす
人の上に立つ人間には絶対的に必要な能力・スキルは「人を動かす」ことだと思います。
デール・カーネギーの名著の1つにも「人を動かす」という本がありますが、これができないといわゆるマネージャー的な業務は難しいだろうなと仕事をしていると感じことが非常に多い。
人の上に立つなら
特に会計士のような専門職ではそれぞれがある程度の能力を有していてプライドも高いので、良くも悪くも確たる自分を持っている人が多いです。そんな中で、人を動かす能力に長けていない人物が上司や先輩になると、能力不足は下の人から簡単に見抜かれます。いや、これは会計士に限ったことではなく、どんな組織にも等しく言えることでしょう。
私は自分で「人を動かす」能力・スキルがないことを自覚しています。
悲しいかな、それを自覚した時はなかなか受け入れがたいものがありましたが、私の能力の本質はそこにはないと今では割り切っています。おそらくですが、上述したデール・カーネギーの名著の1つにも「人を動かす」が大ベストセラーになっていることを鑑みると、磨けば伸びる能力ではあるのでしょう。私もその能力を磨く必要がある(あるいは磨きたいと思う)フェーズまで来たら、一読してみたいと思っています。
適性に合わせる
話が逸れましたが、私にはその自覚があるため、今ではできる限り個人で仕事ができる環境を選び、個人で出来得る選択肢の中で効率的にお金を稼ぐことが可能な仕事をするようにしています。
1人で仕事をするということはレバレッジのかけづらい働き方だと思いますし、病気や事故等に合って仕事ができなくなる時のリスクもあるわけで、良いことばかりではありません。
もし私に「人を動かす」能力やスキルがあれば、もっと違うキャリアプランを選択したことでしょう。
人を動かす能力の希少性
そしてこの「人を動かす」能力・スキルは、これからのIT全盛の時代にも非常に大きな武器になるものです。
むしろその希少価値は右肩上がりで、幅広く多様な業界でこういった人材は重宝されることと思います。
勿論名ばかりのマネージャーではなく、「人を動かす」能力に長けた人材です。
私の場合には「人を動かす」能力やスキルよりも、個として活躍するための能力やスキルの方を有している自負があるため、個人として働くことを最優先にしていますが、「人を動かす」能力に長けている人はそれを生かさない手はないでしょう。
プレイヤーとマネージャーとでは、求められる能力やスキルは明らかに違うのに、日本の場合、多くの組織ではプレイヤーとして数年あるいは十数年働くと誰もがマネージャーになるのが一般的なため、マネージャーとして求められる能力やスキル、あるいはその希少性が蔑ろにされているきらいがあるように思われます。
キャリプランの岐路
プレイヤーとマネージャーの役割が明瞭に区分され、それぞれが役職にあった能力とスキルをもって活躍できる組織は確実に結果を伸ばすし、それができていない組織は逆もまたしかり、です。
どういったキャリアプランを選択するのか、という岐路にたったとき、自分の適性はプレイヤーなのかマネージャーなのか、という観点で考えることは非常に重要性が高いファクターだと考えます。