最近読んだ本がLynda Gratton氏とAndrew Scott氏の「LIFE SHIFT」。
なるほどどうして、最近この手の本が爆発的に増えたのはおそらくこの本が起点となっていたのだろう。
この本に限らず「時代の変化」に関するものをいくつか読んでいればほとんどカバーされており、あえてこの本を読む必要性はないように思うが、この本が原点なのだとしたら基本に帰るということで読んでみてもいいかもしれない。
ここで改めて感じたことは、超高齢化社会がますます深刻化した時にこれまで起きてきた変化のレベルをはるかに超えるような大きな変化が訪れるのではないか、ということ(少なくとも私が生まれてから)。
社会保障が現行のままではどうにも立ち行かなくなるのは明白で、この手の話には移民政策がセットで語られがちだが、どうにも日本という島国に多くの移民が来て共に生活をしていく未来が想像が難しい。これはおそらく私だけではないはずだ。
どれだけ論理的に移民の必要性を訴えられても感情が追い付かないのではないか。移民政策を大胆に進めるようなことがあれば、当面の間は起こりえないであろう政権交代がチラつくところまで行のではないか。
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なんてことを思ったりした。
移民を受け入れられないのであれば、より重い社会保障と税負担を甘んじて受け入れ、(多くの国民が)贅沢はせずにつつましく暮らす未来がやってくるのではないか。
ただ、これから先どれだけテクノロジーが発展しようとも、それが私たちの幸福感に与える影響はほとんどないであろうから、この先の未来を見越してどのようなライフスタイルが自分の幸福度を最大化するのか、考えるきっかけにはなると思う。
某お笑い芸人がスゴイ良いこと言ってたので紹介しておこうと思う。
芸能人を抱きたいとか、高級マンションに住んでベンツ乗りたいとか、あんま無いです。ただ、大好きな仲間の芸人と打ち上げで飲みに行けたら。それさえあれば、人生のほとんどは充実します。ただみんなと酒飲んでたいってだけっすね。
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だって、自分たちだけ売れて楽しいっすか?自分だけお金持っても、俺は全然楽しくないですけどね。