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【書評】もみあげ流 米国株投資講座
もみあげ流 米国株投資講座
今はとにかく投資関連の書籍を読んで勉強したいと思っているので、今回はこちらの書籍をチョイスしてみました。
もみあげ流米国株投資講座
米国株投資講座、というタイトルですが投資そのものをやったことのない人や始めたばかりの人へ向けた説明が第1章から第3章まで続きます。
そして第4章から第11章にかけて、筆者がこれは熱い!と注目しているテーマに沿った投資信託やETF(上場している投資信託)、個別株を紹介、分析する構成となっています。
筆者の主要テーマ
具体的なETFや個別株は是非本書を手に取って確認してもらいたいところですが、筆者が注目しているテーマは以下の7つとあります。
・AI
・5G
・半導体
・クラウド
・サブスクリプションモデル
・コロナによる働き方の変化(リモートワーク)
・インドなどの今後成長が見込まれる国へのビジネス展開
第1章から第3章まで
第1章から第3章までは、米国株の口座というよりは、投資の基礎講座となっています。
そういう意味ではタイトルにいつわりあり?と思わないでもないですが、投資をこれから始めようと思っている人や、何もわからないまま始めた人にとっては非常にタメになる内容だと思います。
また、すでに投資を始めている人にとっても初心を思い出すきっかけになるかもしれません。
第4章から第11章
第4章から第11章は、上記の7つのテーマや成長株、高配当、ESG等といったジャンルにわたって、ETFや個別株を紹介及び分析してくれています。
したがって、(私感ですが)アメリカにどんな企業があるかよくわからない、どんな企業に投資したら良いかわからない、だけど日本株よりも利益が出そうだから米国株に投資してみたい、という人がこの本を読んで気になった銘柄に投資をする、というのであればうってつけだと思います。
実際に、紹介されているETFや個別銘柄については細かく分析されよく理解できると思います。
一方で、アメリカ経済、アメリカ株式市場の全体感やトレンド、政治との絡みなどについてはほとんど紙面が割かれていません。
そういったマクロ的な視点を学びたい場合には、先日紹介したこちらの方が向いています。