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【独立後】1人で仕事をするか、組織化するか
独立の2パターン
公認会計士の独立には2パターンあるように思います。
誰かと組んで組織を立ち上げるパターンが1つ。
そして、完全に一人で仕事をするスタイルのパターンが1つ。
独立と言えば、大別したらだいたいこの2パターンのどちからになるでしょう。
私はどちらかと言えば後者。
先日食事をした会計士の先輩も後者。
割合としてどちらが多いとかは生じくよくわかりません。
数だけで言えば後者の方が多いかもしれません。
ただ独立してからよく感じるのは、たとえ形式的には後者であっても、マインド的には前者の人が多いように感じます。
組織化することと一人で仕事をすること、どちらにも一長一短があるのでどちらが良いとは言えません。
それぞれの性格や気質によって合う合わないもあるでしょうし、仕事上の戦略や人生プランによっても変わってくると思います。
組織化する目的
私が思う、組織化することの最大のメリットは「三人寄れば文殊の知恵」が生きること、そして、「一人でやる仕事には限界ある」ことにも挑戦できるだと思っています。
1人で考えても答えが出ないことも、同じぐらいのレベルの会計士が3人も集まればたいてい答えは出せますし、少なくとも方向性くらいは見いだせるはずです。
そして、公認会計士としての仕事を1人で回すにはやはり限界があります。
会計士が受ける仕事のレベルであれば、1人分のリソースなどあっという間になくなってしまいます。
1人で上場会社の監査をするのが実質的に無理なことを考えればイメージが付きやすいかもしれません。
だから、このメンバーで組織化すれば「相乗効果」が生まれる、そして、「より大きな仕事に取り組める」という条件化では組織化するのはアリだと思います。
不安だから誰かと組んで仕事をする?
しかしながら、組織化を望む人の中には一定数「一人では不安だから」という理由で群れたがる人がいます。
雇われ会計士で居続けるのも大変だから嫌だけど、一人で独立する勇気もないから「うまい話があったら乗っかりたい」タイプですね。
後者(一人で仕事をするタイプ)の立場で独立したとしても、色々なところで会計士とのつながりはできるもので、その中でなにかと声をかけて頂くことも少なくありません。
こちらとしてはせっかく独立したのに、やたらと繋がりを増やそうとする人を見ると不思議な気持ちなるのですが、そういった方々と組んで仕事をするのはすごくリスキーな気がしてしまいます。
実際にそうやって組織化してうまくいっていないケースや、うまくいかなかった話もいくつか耳にしました。
仕事のパートナー選びは慎重に
会計士に限らずもし独立を検討していて、組織化することも視野に入れているなら、誰と組むかは慎重に慎重を期した方が良いことは断言できます。
組織化の目的が「相乗効果」や「より大きな仕事に取り組める」などの前向きなものなら問題ありませんが、「一人では不安だから」というのが見え隠れする人達との組織化はリスキーでしょう。
今日の毎日一新
ビストロ石川亭
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